白鷺千聖の天才観および氷川日菜理解について

はじめに

 先日Skypeである方*1と通話した際、ガルパの今イベント【What a Wonderfull World!】及び同時開催の【Pastel*Bloom Girlsガチャ】星4カード【お泊まり会 白鷺千聖】における白鷺千聖の扱いについて論戦になったので自説をここにまとめる。議事録形式を検討していたが、書いているうちに自説の擁護めいたものになってしまったため、この形式でいくことにした。

※追記

氏もこの件に対する記事を書かれたので併せて参照されたい。
闇に消えた「お泊まり会」について - Notitiae vix notandae
「お泊まり会」の不在は私もいぶかしんだところであり、やはりどうみても不備であるので、有効な反論を出せずにいる。

 論戦の発端となったイベントストーリー及び当該カードのエピソード(いわゆる左エピ)の箇所を、以下に抜粋する(ネタバレ注意)。

【What a Wonderfull World!】エンディング『みんながいちばん面白い!』

日菜「はあ〜。今日はたーっくさんのあたしじゃない人達に会えて、あたしはあたししかいないんだって気づけて…… すっごく楽しかったけどさ」
日菜「やっぱパスパレのみんながいっちばん面白いな〜。好き!」
千聖自分がたった1人だって気づいた時にこんな風に思える人間って他にいるのかしら)
千聖(真の意味で日菜ちゃんはたった1人の存在なんだわ)

【お泊まり会 白鷺千聖】エピソード『天才とは』

彩「千聖ちゃんの、そういう細かいところに気付く対応……! 気配りの天才って感じだね!」
千聖「天才、ね……」
千聖(天才……違うわ、彩ちゃん天才っていうのは、きっともっと孤独な……)
彩「どうしたの、千聖ちゃん? 私、ヘンな事言っちゃったかな……?」
千聖「……天才って、いったいどういう意味なのかしらね」
(中略)
彩「そうだな〜……私は何かが他の人より、すっごくできる人、ってイメージかな!」
千聖「それじゃあ、秀才と天才は何が違うのかしら?」
(長くなるので要約・秀才とは努力の結果何かができるようになった人と彩が答え、千聖が同意する)
彩「天才の人も、努力とかはするんだろうけど、才能やセンスが人より備わってるのかなって思う! 例えばね〜、あっそう! 日菜ちゃんとか」
千聖「……そうね。日菜ちゃんは確かに、天才よね」
千聖(日菜ちゃんや薫……確かに、元からセンスや才能が備わっているわね。それじゃあ、私は……)

(どちらも強調は引用者)

渾然とした天才観

一読して、2つの天才観が混線していることがわかる。

  1. 天才とは孤独な存在である(千聖の天才観)
  2. 天才とは何かが他の人より秀でている人である(彩の天才観)
  3. 天才とは(2.の条件を満たした上で)センスや才能が人より備わっている人である(彩の天才観')*2

 千聖は3.の意味での「天才」の例として日菜と薫を挙げている。また、1.の意味の「天才」も言及はないものの、日菜を念頭に置いていることはイベストとカードの時系列から明らかだろう。
 つまり千聖は、2つの天才観をまたいで当てはまる存在として、氷川日菜という人物を位置づけている。

白鷺千聖の思いなし

 ここで引用部に話を戻そう。1.の天才観の表明、及びその氷川日菜への当てはめは、丸括弧でくくられた台詞、いわゆる心の声でなされていることに注目したい。イベスト、及びカードを通じて、1.の天才観を発話によって表明しているのはガルパ主人公(いわゆる新人スタッフ)に対してだけである。また、1.の「天才」と3.の「天才」が、千聖なりの理路で接続されるのも新人スタッフとの会話においてである(「自分が天才だからこそ、まわりの天才でない人のことが、わからない」「そして日菜ちゃん自身も、まわりの人には理解してもらえない」などの台詞より)。
 ここに千聖が日菜の理解において、十分な対話を経ることなく推測を重ねているさまが見いだせる。白鷺千聖は、まだ氷川日菜と向き合えてはいないのである。

今後想定される道筋

 私はガルパ公式を信用している*3ので、千聖と日菜の関係が現状のまま続くわけではなく、可能性は未来に向けて開かれていると信じている。では、どのような展開がありうるだろうか。

  • 大和麻弥から日菜の抽象的な話の掘り下げ方を伝授される。
  • 氷川紗夜と千聖がタッグを組んで日菜の情報を共有しあう。
  • 瀬田薫との関係を深め、玉突き的に今までの日菜理解の問題点も悟る。

 私の読みが正しければ、このあたりのどれか一つ、あるいは複数の要素を含む話がいつかイベントで提供されるだろう。特に千聖の考える「天才」二人の比較は公式側でいつかなされることを望んでいる。

*1:高津れぞん / 有栖めてぃ子

*2:なお、彩はこのあとのセリフで、再度千聖に対して「気配りの天才」という言葉を使うが、これは3.の定義にかなったものである(「その人が何を求めてるのかをパって感じ取るセンスがすっごくあるんだと思う!」「積み上げてもできるものじゃない」などの台詞より)。

*3:この信頼度合いの違いが氏との決定的な違いであった。氏はこの点について、少なくとも私よりは悲観的である。一方、私はパスパレバンスト9話視聴以来の推しカプであるまやひながきちんと回収されたことに満足して信頼度を上げている。